事業紹介

Service

スピカ菌8について

スピカ菌8の画像

スピカ菌8とは

スピカ菌8は、有害バクテリアに対して強力なバリア作用を有し、各界の注目を浴びています。

スピカ菌8は、日本の土の中より見つかりました。数多くのバクテリアの中でスピカ菌8がどの種属に入るのかを約70項目にわたり調べた(菌の同定)結果、大きな属の区別でBacillus属(バチルスまたはバチラス)に属していることが解りました。またその属の中でどの種に入るのかを調べましたが、subtilis種(ズブチルスまたはサチラス)に非常に近いが全く同一とは判定できませんでした。それでBacillus subtilisの類縁菌と考えられています。この種属には私たちになじみの深い納豆を作る納豆菌が有り、細菌学的には非常に安全な種属と言われています。
この種属の中には、人や動物に対して危険なβ溶血性を持つものがあり、中には市販されているものさえありますが、スピカ菌8は、溶血性等、人畜に有害な性質は全くないことが証明されています。


実医研安全証明書

スピカ菌8の安全性

極めて安全と言われるB.subtilisの類縁菌であるスピカ菌8ですが、類似品で市販されているものの中に危険な溶血性を持つ種もあることから、スピカ菌8の安全性を徹底的に調査しました。

安全テストは厚生省、農水省、労働省、通産省から動物実験設備(GLP)の認定を受けている株式会社実医研(現・株式会社 SRD 生物センター)で実施しました。また日本の各省の認定基準は欧米の基準と同じであることから、株式会社実医研が安全であると判定すれば日本はもちろんの事、欧米でも安全であることになります。
テストの結果スピカ菌8に関して人と動物に対して安全であることが確認されています。

スピカ菌8の特性

1. 形態的特性

電子顕微鏡写真
標準菌(×2万倍)
標準菌(×2万倍)
スピカ菌8(×2万倍)
スピカ菌8(×2万倍)

2万倍電子顕微鏡写真でお解りいただける通り、B.subtilis種の標準菌(IFO-3134株)に比べスピカ菌8体は4~10倍程度大きいのです。
菌の増殖とは菌の周りにある有機物を分解して吸収しやすい形状に変化させ、吸収した栄養分を菌体を構成するのに必要な物質に変えることです。ここで発生するエネルギーを、増殖による代謝エネルギーと言っています。

大きい菌体と小さい菌体では、1回の増殖で発生するこの代謝エネルギーは、当然大きい方が多くなります。このことが堆肥化促進の大きな効果の理由の1つです。その上スピカ菌8に適切な富栄養源を添加してありますので適切な水分調整の下では爆発的な増殖エネルギーによる効果を示します。

2. 増殖特性

スピカ菌8と標準菌Bacillusとの増殖比較(37℃、NB培地、振とう培養)
スピカ菌8と標準菌Bacillusとの増殖比較

菌の増殖の状況を表す方法として、縦軸に菌数の対数を取り、横軸に時間を取ってプロットしたグラフを増殖曲線と呼んでいます。
下のグラフは、ニュートリエントブロスの液体培地で37度にて振とう培養した時のスピカ菌8と標準Bacillus菌の増殖曲線を示しています。

2つの菌は、右肩上がりから直線的(対数増殖)に増殖する時期が大きくずれており、スピカ菌8はすぐに直線的に増殖するのに対して標準菌はスピカ菌8から約7時間後から直線的な増殖に移っています。
直線的に増殖する前の段階は誘導期と呼ばれており、新しい環境に置かれた菌体がその状況に適応し増殖開始を準備する期間といわれています。スピカ菌8はこの誘導期が極めて短いと考えられます。

スピカ菌8の能力

他の微生物を抑制

他の微生物を抑制

スピカ菌8または標準菌の上に感染菌の4つの濃度(個/g)を滴下して培養しました。

スピカ菌8上に培養

体が4~10倍大きくて増殖力が1万倍以上であるため、他の微生物が増殖する隙間を与えません。
これは、抗生物質等の他の微生物に対する拮抗作用で抑えるわけではないので、抗生物質で発生するような副作用が全くなく、きわめて安全です。

スピカ菌8上に培養 MRSA
MRSA
スピカ菌8上に培養 肺炎桿菌
肺炎桿菌
スピカ菌8上に培養 大腸菌O-157
大腸菌O-157
一般土壌菌上に培養

スピカ菌8よりも体が小さく隙間があるので、滴下した他の菌が増殖してしまっています。

一般土壌菌上に培養 MRSA
MRSA
一般土壌菌上に培養 肺炎桿菌
肺炎桿菌
一般土壌菌上に培養 大腸菌O-157
大腸菌O-157

抗菌活性

スピカ菌8は自身の持つ拮抗作用と菌体生成物から、有害菌や植物病原菌に対して抗菌活性を持っています。
有害細菌としてMRSAを含む黄色ブドウ球菌、肺炎桿菌、O-157を含む大腸菌、緑膿菌、レジオネラ菌等、植物病原菌としてはフザリウム等です。
これらの有害菌に対する抗菌性は、衛生的な堆肥を生産する上で有効であると考えられます。

スピカ菌8体生成物が、大腸菌O-157に抗菌活性を示している。
スピカ菌8体生成物が、大腸菌O-157に抗菌活性を示している。
スピカ菌8が、植物感染カビのフザリウムに拮抗作用を示している。
スピカ菌8が、植物感染カビのフザリウムに拮抗作用を示している。

各種サービスや、商品に関するご質問などを承っております。
お気軽にお問合せください。